What is RISOGRAPH?

リソグラフとは、日本の理想科学工業が開発したデジタル孔版印刷機です。「孔版印刷って何だよ〜」と思われるかもしれませんが、いわゆる「ガリ版印刷」や「ステンシル」みたいなもの。マスターと呼ばれる薄い紙(リソグラフの場合、コレに和紙が使われているのです!)に穴を開けて、そこからインクが流れ出て印刷、というシンプルなもの。

 

また、たぶん、学校や官公庁などで使われているちょっと大きめのコピー機のような「簡易印刷機」のこと、と言えば「あぁ、あれかー!」と思っていただけること必至。その印刷作業の特性上、コピー機に比べて高速の大量印刷を得意とする反面、どうしてもインクのかすれやにじみが生じるわけですが、それがかえってシルクスクリーンや活版印刷にも通じる、人肌の味わいを醸し出していると思います。

 

いわゆる「オフセット印刷」のように、C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色を駆使して美しいカラー印刷などできないわけですが、どこか懐かしい、そして温かみのある印刷を可能にしているのです。

 

そんなリソグラフでの印刷に魅力を見出し、この印刷機を「手法」として作品作りや書籍制作に用いているデザインスタジオが、南北アメリカに200近く、ヨーロッパ圏にも200以上、そしてアジア圏にも40~50ほど存在し、日々興味深い作品や冊子が生み出され続けています(知ってたー?)。もちろん、それらの数も元々孔版印刷を紹介していた「Stencil」というサイトに登録されているものを数えただけ。実数はもっと多くのリソスタジオが世界中にあると思われます。

 

 

from stencil.com

 

しかし、驚くなかれ、リソグラフの発祥の地でもある日本では、大阪のレトロ印刷が10年以上前から精力的にリソグラフを使った印刷を行っていますが、作品作りとしてのリソスタジオは、まだまだ数えるほど。現在世界中のリソスタジオのスタッフの方と連絡を取るたびに、「日本でなんでリソスタジオないんだよー。インクも機械も安いんだろ? 俺たちなかなか中古機も出ない状況の中で、こんだけ一所懸命やってるのに。君らは恵まれてるんだぜ!」といつも励まされたり羨ましがられたりしているのです。

 

私達、「hand saw press」は、そんな世界的な流れとリンクしながら、リソグラフを使って作品やzineを作ってみたい方をサポートできればと思っています。単に「安く早く印刷したい」ためにリソグラフを使うのではなく、この機械の魅力を感じた方と共に作品を作りたいと思っています。

 

もしご興味がある方は、ぜひ oda@handsawpress.com までご連絡くださいませ!